初夏を演出する音楽 :ガムラン

【季節を演出する音楽】

楽器で季節感を演出する時、民族楽器はその発祥の地と強くイメージが結びついていることで、色彩豊かな演出がしやすいと考えています。

今回は初夏を演出する楽器のアプローチの中で、特にガムランをフォーカスしてみたいと思います。常夏の国から来た音楽だけではなく、その涼やかな風を運んできてくれるような、不思議な響きがその特徴だからです。

【ガムランとは】

民族音楽やワールド・ミュージック(両者はちょっとニュアンスが違います)を手がけるようになって、よく感じることなのですが、私たち日本人はクラシックといえば「西洋のクラシック音楽」、ポップスといえば「アメリカのポピュラーソング」というように西洋からの音楽重視で、日本が位置するアジア圏の音楽にはあまり馴染みがありません。そんな中じわっ、じわ~と、少しずつしかし着実にファンを増やしているのがこの「ガムラン」です。

博覧会で初めてガムランに出会ったドビュッシーは、こう語ったそうです。(出典:NHK名曲探偵アマデウスより

「ジャワの音楽にはあらゆるニュアンスが含まれている。そこでは西洋音楽の規則など子供のお遊びに思える」


ガムランはインドネシア発祥の、伝統的なオーケストラです。その楽器は「青銅」でできていて、形としては「おなべ」あるいは「おなべの蓋」のような、ちょっと楽器としては私たちの想像を超えた形をしています。(そしてとてもかわゆらしき存在感なのです。)

【ガムランの音の秘密】

この青銅楽器は「叩いて」音が出ますが、実はこの「音」にびっくりするような秘密があります。 その秘密とは、ずばり高周波です。音としては聴こえない20kHzを上回る高周波がその音に豊富に含まれているのです。この高周波は脳のα波を増大させるリラックス効果をもたらすのです。

実際に野外でガムランのライブを行った時、ずっと静かだった近隣の犬や鳥、そして夏場はセミが急になき始めます。これもこの高周波効果?と思いますが、これには残念ながら証拠がないので断定には至れません。実体験で申しますと、ガムランの演奏を聴くよりもワークショップに参加して、実際の演奏に加わった時の体験がすごかったです。このなが~くてあったか~~~い音の余韻の渦に包まれた時、なんともいえない癒される気分に浸れたのです。天国で音楽を聴くってこういうことなのかな、と感じたぐらいでした。

【イベントでのガムラン;演奏とワークショップ】


ガムランに関しては、インドネシア各地の旋律や、青銅以外の竹のガムランなど探求するだけでもとても奥深いものがあります。
A&Kでは、イベント向けのガムランとして主に4名程度の少人数からダンサーなどを加えたエンターテインメント性豊かな7、8名編成など3-4パターンのガムランをご用意しています。
「アジアな雰囲気/アジアのイベント」、アコースティックな楽器であることから、「エコロジー、環境に優しい」楽器、この音色から「人に優しい、癒し、ヒーリング、オーガニック」などをイメージしたイベントにはまります。その他少しひねりを加えた演出で、パーティなどのエントランスや、日本庭園などでのディナーショーなど、「空間」演出にもふさわしい楽器だと思います。



またこのガムランに直接触れあえる貴重な機会を提供するワークショップも大変好評です。小さなお子様から大人まで、この不思議空間を楽しんで頂けます。簡単な音階なのにみんなで演奏すればオーケストラ!を体験できます。やはり音の効果なのか、子供達のワークショップでありがちな楽器の取り合いなどが全くないのも興味深いところです。
もちろんスタッフの方用にも、イベント終了後にぷち・ワークショップにお誘い致します。

基本的にサウンドシステムが不要、楽器の数が多い割にセッティングは素早く行えます。

 

2009.04.02/ 2011.5.24加筆

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